リターンは驚異の400%?!中古カメラが投資対象としても超魅力的である理由
最近、仮想通貨の投資が話題になり、副業のセミナーを開けば必ず参加者の方の中に「仮想通貨、仮想通貨…」と頭の中が仮想通貨でいっぱいになっている人がいます。
もちろん仮想通貨が魅力的なのは理解できるのですが、さすがに仮想通貨に全幅の信頼をおくことは個人的には非常にリスキーだと感じてしまうわけで、まぁやるならほどほどにというのが私の見解です。
で、投資投資と毎週のように聞いていて、私の頭をよぎったのが
中古カメラって投資対象になるんじゃない?
ということ。
「どういうこと?」と思われる方もいると思うのでちょっと説明していきます。
希少価値の高い中古カメラの相場が年々上がっている
私たちが中古カメラビジネスに携わって、かれこれ7〜8年ほど経ったのですが、当時と比較すると驚くほど価値が上がったカメラが幾つも存在しています。
例えば「Contax T2」というカメラがあるのですが、このカメラは数年前は箱付きで2万円ほどで取引されていたカメラなんです。私は箱付きであれば1.5〜1.8万円くらいを上限として、当時T2を仕入れていました。
しかし時は経ち、現在。
今では箱付きでContax T2を購入しようとすると、こんな感じに…
いや、もう2万とかじゃ絶対買えない笑。
もし当時、2万円でT2を買っておいて寝かせておけば3〜4倍になってたということですね。もちろんContaxのすべてのカメラがこれだけ値上がりしてるかというと、そんなことはありません。ある程度カメラを知ってる人だとわかるのですが、コレクター色の強いカメラが年々値上がりしてるんです。
ちなみに上記はヤフオクの相場なのですが、これが海外になるとどうか。
800〜900ドル近い価格で取引されています。現在のレートですとだいたい9万〜10万円前後。
もし当時、Contax T2を投資目的で2万円で購入し、現在取引していたらそのリターンは7〜8万円。400%のリターンになるんですから、本当に驚くばかりです。
こういった例もあり、私たちは近い将来確実に値上がると予想できるカメラに関しては少しずつではありますが、綺麗なものを選んで仕込んでいたりします。
値上がりそうなカメラに関しては今後メルマガでお話できればと思っています。気になる方はこちらからどうぞ。
中古カメラはすぐに現金化できる
中古カメラが投資対象として魅力的である理由として現金化が容易であることも挙げられます。
中古カメラビジネスを副業として勧めているといるのも、中古カメラが現金化が容易であるからです。在庫として持ってもすぐに換金できるから在庫リスクが少ないのが魅力なわけです。
では、値上がったカメラを持ってはいるけれども、換金するにはどうしたらよいか。
一番手っ取り早く高く売れるのはヤフオクです。この日本最大のオークションサイトであるヤフオクは、毎日毎日、何千、何万というカメラが出品され、落札されています。中古カメラを探すならヤフオクで。これはカメラコレクターの中では暗黙のルールのようなものです。もし、あなたがお宝になる中古カメラを保有しているのであれば、私は迷わずヤフオクで販売することをお勧めします。
ちなみにメルカリも販売先の選択肢として挙げても良いのですが、メルカリはヤフオクよりも相場が低いということもあり、カメラというカテゴリーではあまり販売先として魅力的ではないかなと個人的には感じています。
メルカリの方が出品の手間や匿名性などの観点でメリットが大きいのですが、なかなか高くは売れません。これはコレクターなどのエンドユーザーの対象になる50〜60代の男性がメルカリユーザーではないことが挙げられます。もう少し時間が経ち、メルカリが浸透すればもしかしたらメルカリで販売というのもありなのですが、現状でメルカリで中古カメラを購入していくのはエンドユーザーではなくカメラバイヤーです。状態が良いものを相場で買って、ヤフオクやebayで高く売るというビジネススタイルなので、できるのであればヤフオクで売った方が高く売れる可能性が高いかなと思います。
また、少し手間はかかりますが海外のオークションサイトであるebayに出品できる状態なのであれば、ebayがベストです。ヤフオクとは異なり、世界中のカメラコレクターが注目するわけですから、ヤフオクよりも2〜3割ほど高く取引される傾向があります。
今後はさらに中古カメラの投資性が拡大していく
日本では投資と聞くと「株」というイメージが強いのですが、海外では投資は株や債権などの有価証券だけでは止まりません。例えば絵画や美術品であったり、ジュエリー、アンティークコイン、家具、クラシックカーなど、「モノ」に対する投資が当たり前のように行われています。そして世界中の投資家たちは常に次にくる投資対象をいつも目を光らせています。
「たかが中古カメラが投資対象になるわけないじゃん」そう思われる方もいるかもしれませんが、意外と中古カメラコレクターは多いのです。ちょっと前の記事ではありますが、こんなこともあるくらいですから。
2億2千万円で落札、1923年試作ライカ 過去最高 :日本経済新聞
私は海外でもカメラを出品していますが、以前まではアメリカやヨーロッパのカメラコレクターの方たちがカメラを購入していきましたが、最近では中国や香港のコレクターから頻繁に連絡がくるようになりました。
「このカメラのもっと状態の良いものはあるか?」
「これをあと3台欲しい」
といったような問い合わせが多いです。日本人の現代アートが投資対象として中国人に買い占められ、短期間で意図せずして値上がりしてしまったという問題があったように、中古カメラもそのような投資対象になるのではないと個人的な見解として持っています。
もうすでに製造されていない希少な中古カメラ。実はその9割近くが日本製です。
バブル崩壊以降、日本がアドバンテージになる投資というのはなかなかない中で、中古カメラ投資というのは新しくかつ非常に魅力的なものになっていくのではないかと期待しています。